Bearable と TapDiary、どちらの症状記録が合うか
一方は深さへ、もう一方は速さへ。入力にかかる時間から設計が違います。
Bearable と TapDiary、どちらの症状記録が合うか
症状を記録するアプリを探すと Bearable がよく出てきます。よくできたアプリで、TapDiary とは狙っている場所が違います。どちらも体の状態を記録しますが、一方は深さへ、もう一方は速さへ向かっています。
Bearable: 要因まで一緒に見る健康トラッカー
Bearable は症状、気分、服薬、睡眠、エネルギーといった項目を一日単位でまとめて記録します。症状ごとに強さをつけ、食べたものや寝た時間などの要因も一緒に残すと、あとでその関係をレポートとして見せてくれます。慢性疾患を管理しながら、何が状態を左右しているのかを掘り下げたい人のために設計されたアプリです。
TapDiary: その瞬間を逃さない記録アプリ
TapDiary はボタンを一つ作ってタップするだけです。時刻と回数が自動でつき、必要なら短いメモを足します。強さや要因を入力する欄はありません。そういうものはメモに書くか、まったく書かなくてもかまいません。
入力にかかる時間が違うように設計されています
Bearable は一日の終わりに複数の項目を埋めていく流れです。そうでなければ要因の分析が成り立ちません。TapDiary は何かが起きたその瞬間に1秒を使う流れです。そうでなければ時刻が正確になりません。
これは優劣ではなく設計目的の違いです。夜にまとめて埋めれば時刻がぼやけ、その瞬間だけタップすれば要因のデータは貯まりません。
Bearable を選ぶとき
症状に睡眠、食事、薬、気分まで結びつけて何が影響しているのかを突き止めたいなら Bearable が合います。毎日数分を入力に使う覚悟があり、その見返りに相関のレポートを受け取りたい場合です。
TapDiary を選ぶとき
記録が途切れてしまうなら TapDiary が合います。項目が多いほど抜ける日が出てきますし、抜けた日が多ければどんな分析も意味を持ちません。いつ、何回だったのかだけを正確に残すほうを選ぶということです。
頭痛が来たら頭痛のボタン、薬を飲んだら薬のボタン。それだけなので、二か月後も続いています。
アカウントとデータ
TapDiary にはアカウントもサーバーもないので、記録は端末の中にあります。外に出るのは書き出しを押したときの CSV だけです。クラウド同期が必要なら iCloud を使いますが、それも利用者本人のアカウントです。
どちらを選ぶか
要因を掘り下げるのが目的なら Bearable、記録を続けること自体が目的なら TapDiary です。まず TapDiary で二か月を埋めてみて、本当に要因の分析まで必要だと感じたらそのとき Bearable に移る。この順番は悪くありません。逆の順番より失敗しにくいからです。
| Bearable | TapDiary | |
|---|---|---|
| 焦点 | 症状と要因の関係 | 何を、いつ、何回 |
| 入力 | 一日単位で複数の項目 | その瞬間にボタン一つ |
| 強さ・要因 | 専用の入力項目 | メモに自由に |
| アカウント | 必要 | なし |
| プラットフォーム | iPhone、Android | iPhone、Android |